人にも妖にも興味はない。当然、神様だってどうでもいい。 赤蛮奇が望むのは、平和で静かな、当たり前の日常だけ。 いつか願いが叶うその日を、首なし妖怪は首を長くして ずっと待ち続ける。人里で、自分を人だと偽りながら。