楽曲名 | 亡き王女の為のセプテット |
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読み方 | なきおうじょのためのせぷてっと |
サークル | 上海アリス幻樂団 |
作曲者 | ZUN |
収録原作 | 東方紅魔郷 ~ the Embodiment of Scarlet Devil. |
イラスト | 粗茶 |
Score | |
収録 | DLC第4弾 |
演奏時間 | |
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BPM | 127~145 |
BOSS | レミリア・スカーレット |
難易度 | レベル | ノーツ数 |
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EASY | 4 | 159 |
NORMAL | 12 | 385 |
HARD | 24 | 825 |
LUNATIC | 27 | 1362 |
「東方紅魔郷 ~ the Embodiment of Scarlet Devil.」より、6面ボス・レミリア・スカーレット戦BGM。
おまけ.txtにもあるように、ラヴェル作曲の「亡き王女のためのパヴァーヌ」が曲名の元ネタである。
セプテットは七重奏を意味するが、七重奏的な要素が無い代わりに、バロック音楽にあるような楽器が裏の音で鳴っているのが多く、まさに紅魔館という洋館の雰囲気を意識したかのような音色。
ラスボスの曲としては派手な音を使っていないところが、レミリアの「カリスマ」たる一面を醸し出している。
東方という和の要素のイメージが強いと思わせるが、Winの第1作が洋風的な世界観という意外さも、紅魔郷の高い人気に繋がっているのだろう。
萃夢想や緋想天ではアレンジが収録されており、特に後者はレミリア=吸血鬼なだけあってか、コナミの悪魔城ドラキュラを彷彿させるようなアレンジとなっているのが特徴。
ファンの手で行われている「東方Project人気投票」は2003年から始まっているが、記念すべき第1回で1位に輝いた曲でもあり、第6回(2009年)から第10回、第15回(2019年)でも1位に輝いている。姉妹の人気もあってか1・2位の座を「U.N.オーエンは彼女なのか?」と争うレベルの人気であり、総ポイントも3位以下とかなりの差を付けている。
人気投票が始まってから20年以上経った現在でも、まだまだ人気は微塵も衰え知らず。
ZUNのコメント
レミリア・スカーレットのテーマです。これがラストだ!といわんばかりの曲を目指しました。あんまり重圧さを出したり不気味さを出したり、そういうありがちラストは嫌なので、ジャズフュージョンチックにロリっぽさを混ぜて...、ってそれじゃいつもとあんまり変わらんな。このメロディは自分でも理解しやすく、気に入っています。
(「東方紅魔郷 ~ the Embodiment of Scarlet Devil.」Music Roomより)
盛り上げよう盛り上げようと頑張った曲です。この曲はテーマであるレミリア・スカーレットだけをイメージした物です。不思議なことに、ゲームが終盤に向えば向かうほど、曲が持つ対象物は狭く小さな物になっていく。しかしながら、どんどんと深くもなっていく。この曲は、私にゲームの幻覚を見せる。幻想のゲームを遊んでいる感じを曲が与えてくれる。ジャンルなど無い、何だから判らないけど何かのゲームを遊んでいる幻覚。サビ後半のピアノは特にお気に入り。作曲中どんどんとテンションがあがってラストは勢いに任せてといった感じ。そんなんで良いのか?
(書籍版『東方文花帖』より)