身のうさを思ひしらでややみなまし
　　　　　そむくならひのなき世なりせば

「東方妖々夢 ～ Perfect Cherry Blossom.」の6面ボス・西行寺幽々子の撃破後に現れる、謎の存在が繰り出す最終スペル「反魂蝶」時に流れる曲(作中では-●分咲-が後ろに付く)。
妖々夢の6面は、一連の流れやゲーム中の演出でこだわりが見られるものであり、上記の句が出た後に反魂蝶が発動する。
残機、ボムぎりぎりで幽々子の最終スペル「桜符『完全なる墨染の桜』」を乗り超え、ラスボス撃破･･･と思いきや、ほんの少し残っているHPゲージ、表示されないリザルト、そしてこの繰り出された真の最終スペルで、絶望に叩き落されたプレイヤーもいるのではないだろうか。
一定時間の耐久スペルでもあるため、斑鳩(2002年)のラスボスの最後の弾幕攻撃などを思わせる。
1曲自体の長さは短めで、それだけスペルの演出と共に印象に残りやすいだろう。
白玉楼の主である亡霊の姫・西行寺幽々子は、幻想郷中の春を集めて西行妖という桜を満開にさせることによって、樹の下に埋まっている何かを復活させようとしているようだが･･････?

同じボスのテーマ曲である「幽雅に咲かせ、墨染の桜　～ Border of Life」の副題部分をカタカナ読みにしたタイトルで、フレーズもこの曲の一部をアレンジしたものである。
ちなみに、「Border of Life」は直訳すると「生命の境界」となり、意訳では「生死の境界」が正しくなる。
死んだ者が閻魔大王の裁きを受けるまでの間留まる冥界に、何百年も居続ける亡霊の姫は、きっと生死の境界の狭間で揺れているのだろう。

ZUNのコメント

アプリ版のLunatic27からニつ昇格。ファジーノーツ廃止による影響で、最難関に肩を並べることになった。
最初の16分ピアノソロ地帯は、このレベルでは小手調べにしか過ぎず、本番はやはりこの後のロング絡み。
1回目の32分ジャリ前までは簡単だが、その後からがLunatic29の本領発揮となり、ロングを押しながら細かい16分のトリルなどを押していかなければならない。
ロングの外側にオブジェが置かれていたり、片手で時間差ロング同時の処理を要求される。

その後は同時押しの混じる乱打および32分ジャリが出てくるのみだが、この乱打地帯後半における隣接同時混じりで混乱しないように。